エピフォンという名のギターブランド

エピフォン(Epihone)とは、当初はギブソン社の対抗馬ともされていたが、その後ギブソン社に買収されギブソン社傘下のギターブランドと称されるようになりました。エピフォンの‘エピ’とは、エピフォンを制作したギリシャ出身のアナスタシオスの息子エパミノンバスの愛称であり、‘フォン’は、‘音’の意味でそれらを組み合わせエピフォンという名が生まれたのです。エピフォンは、ギター制作を主として、弦楽器、電子チューナーなど多くの先進的機能、機器を開発し、レスポールは、1941年にエピフォンギターパーツを多用して、‘ログ’を完成しさせたのです。その後、エピフォンは、労働争議や買収によりギブソン社に買収されてしまいます。その後エピフォンギターはギブソンじゃのライバルモデルという位置づけをもって生産されることになりました。エピフォンの生産拠点は1970年代になると日本に移されることになり、1982年ごろになるとアジア諸国で生産が開始されるようになりました。韓国や中国で生産している‘エピフォン’、旧来の日本製造エピフォンとしてエリーティストの二つのブランドが存在します。

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エピフォン レスポールGibson Les Paul

エピフォンのレスポールは、ギブソンのエレキギターのことです。フェンダーのストラとキャスターと並ぶほど有名なモデルともいえるエピフォンのレスポールは、ギタリストのレスポールが開発したギターで、数々のモデルが存在します。エピフォンのレスポールは、シングルカッタウェイ、フロントとリアのピックアップ、それぞれのピックアップ専用のボリューム、トーンコントロールがあり、変遷を経てレスポールモデル(現在のレスポールとほぼ同じ)ギターが生まれたのです。ジャズギターを中心に制作していたギブソンだったのですが、エリッククラプトンによりレスポールの存在を世に知らしめられることになりました。極上のサウンドと絶賛されるエスポールとマーシャルアンプのコンビネーションによるアルバムが発表された以降は、レスポールとマーシャルアンプの組み合わせというものが、ブルース、ロック、ハードロックのサウンドには欠かせない存在までになっていきました。

エピフォンカジノ

エピフォンカジノ(Epiphone Casino)とは、ギブソン社に買収されたエピフォンの製造したギターであり、買収後ギブソン社によりエピフォンブランドとして発売されたエレクトリックギターです。エピフォンカジノのボディデザインに関しては、ギブソンの‘ES-330’をベースとして作られていて、セミアコースティックギターに分類されることが多いのですが、エピフォンカジノは、フルアコースティック構造となっていて内部構造にセンターブロックが無い形となっています。エピフォンカジノには金属製の外殻のピックアップが標準装備されているのが特徴です。エピフォンカジノは、太い音が出せる構造のため、リズムギター、リードギターとして用いることができてジャズにも向いていると言われています。様々な使い方ができるギターがエピフォンカジノなのです。ビートルズとエピフォンカジノは深く関係があり、ポールマッカートニーは1964年にエピフォンカジノを手に入れました。ポールがエピフォンカジノに魅了されたからは、ジョンレノン、ジョージハリスンとエピフォンカジノを購入したとされています。

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